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グランド ハイアット 東京宿泊記|六本木の中心で過ごす

Florence Consul
Florence Consul ·

六本木ヒルズに直結し、レストランやバー、スパまで館内にそろうグランド ハイアット 東京。街の賑わいはすぐ外にありながら、客室へ戻れば木を基調にした落ち着いた空間が待っています。外へ出る日も、ホテルで一日を過ごす日も予定を組みやすい、使い勝手のよい一軒です。

六本木ヒルズ直結、街を巡る拠点に

東京でも国際色の濃い六本木。その中心にあるグランド ハイアット 東京は、文化施設や映画館、ショップ、レストランが集まる六本木ヒルズに直結しています。館内から数百軒の店舗へ行き来でき、美術館や東京を見渡す展望台もすぐそばです。東京メトロ日比谷線の六本木駅から徒歩約3分。銀座、渋谷、青山へも動きやすく、ビジネスにも観光にも便利でした。昔ながらの東京情緒を求める場所ではありませんが、ファッション、アート、ナイトライフが交わる今の東京を楽しむには、よい拠点です。

© Grand Hyatt Tokyo
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木を基調にした、落ち着きのある客室

客室とスイートは全387室。日本の美意識を取り入れた現代的な内装に、天然木やB&Bイタリアの家具、アースカラーを合わせています。柔らかな間接照明の下で、木や石の質感が穏やかに浮かびます。バスルームには、ベージュ色のレベッカ・ライムストーン、深めのバスタブ、Dornbracht製のレインシャワー、Balmainのバスアメニティを採用。ゆっくり湯に浸かれる、ゆとりのあるつくりです。

私たちが泊まったのは、42㎡の「キング 1台, クラブアクセス」。すっきりした間取りに温かな木目と柔らかなファブリックがなじみ、家具を置いても窮屈さはありません。エジプト綿のリネンを使ったキングサイズベッドは身体をしっかり支える寝心地で、ゆっくり休めました。壁一面の窓から東京の街並みを見渡せ、日中は自然光が部屋の奥まで入ります。

© Grand Hyatt Tokyo
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クラブアクセス付きの客室では、10階の「グランド クラブ」も利用できます。朝食のほか、日中のリフレッシュメント、夕方のカクテル、専属コンシェルジュのサポートが含まれます。屋外テラスには、街の上に浮かぶように設けられた日本庭園があり、眼下の賑わいから少し離れてひと息つけました。滞在中に必要な用事の多くをラウンジ内で済ませられるのも、実際に使ってみると便利です。

© Grand Hyatt Tokyo
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気分に合わせて選べる10のレストラン・バー

館内には10のレストランとバーがあり、イタリア料理、日本料理、中国料理、グリル料理まで幅広くそろいます。朝食から食後の一杯まで、外へ出ずにその日の気分で店を替えられるのは、このホテルならではの使いやすさです。

ロビー階のイタリアン カフェ「フィオレンティーナ」では、旬の食材を使った前菜、ピザ、パスタを用意。けやき坂通りとブティックを望むテラスでは、街の気配を近くに感じながら食事ができます。江戸前寿司「六緑」では、毎朝市場で仕入れる魚を寿司や刺身に。明るい店内には長い寿司カウンターのほか、個室と屋外テラスもあり、昼夜を問わず利用しやすい造りです。

© Grand Hyatt Tokyo
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6階の中国料理「チャイナルーム」は、広東料理を軸に、中国各地の郷土料理や飲茶、季節の品をそろえています。複数の個室があり、会食や家族の集まりにも向きます。肉料理なら、オープンキッチンを備えたステーキハウス「オーク ドア」へ。最大1.6kgのF1和牛を使った「トマホーク」など、量感のあるカットが並びます。トニー チーが内装を手がけた鉄板焼「けやき坂」では、東京都の竹内牧場と共同開発した「けやき坂ビーフ」を用意。牛はストレスの少ない環境で、キヌア、カカオ、ブルーベリー、海藻などを配合した飼料を与えて育てられ、肉質はきめ細かく柔らかです。

© Grand Hyatt Tokyo
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食後にもう一杯という夜は、4階のバー&ジャズ ラウンジ「マデュロ」へ。毎夜のライブミュージックを聴きながら、多彩なウイスキー、シガー、カクテルを選べ、VIPルームもあります。照明を抑えた店内は、食後に腰を落ち着けるのにちょうどよい雰囲気です。一方、朝の「フレンチ キッチン」は、品数の多い朝食ビュッフェで活気があります。静かに始めたい朝は、グランド クラブで街を眺めながら朝食を取るのもよいでしょう。

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「オーク ドア」でのステーキハウスディナー

グランド ハイアット 東京6階の「オーク ドア」は、肉と旬の食材を扱うステーキハウスです。オープンキッチン越しに料理人の動きを眺められ、ワインセラーには約300種類のニューワールドワインが並びます。ポール・シン・ボール氏の作品を飾った個室もあります。名物のオーク ドア バーガーに加え、ランチ、週末のブランチ、アフタヌーンティーにも利用できます。屋外テラスは、店内よりも肩の力を抜いて過ごせます。

© Grand Hyatt Tokyo
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開業時のデザインを担ったトニー チーによる改装を経て、店内は以前からの温かみを残しつつ、落ち着きのある現代的な印象に変わりました。ホワイトオークのシャンデリア、同じ材から彫り出したエントランス扉、厨房の動きが見えるオープンキッチンが空間の軸です。隣の「オーク ドア バー」には、革張りのアルコーブ席と柔らかなドレープが配され、食前酒にも食後のウイスキーにもよく合います。シグネチャーカクテルなら「オークファッション」や「スモーキー ネグローニ」を。冬は温かな店内、夏は日差しの入るテラスと、季節によって居場所を選べます。

ディナーには「ステーキハウスセット」を選びました。最初は「フルーツトマト オーガニックスイートオニオン エキストラヴァージンオリーブオイル」。半分に切った赤いトマトを皿の中央に据えた、潔い盛りつけです。みずみずしい果肉の甘みにオリーブオイルのコクが重なり、透けるほど薄い有機スイートオニオンが軽い歯触りを添えます。仕上げのチャイブの青い香りまで含め、素材の輪郭がはっきりした前菜でした。

続く「クラブケーキ タラバガニとズワイガニ レムラードソース」は、表面を香ばしく焼き、中にはタラバガニとズワイガニの身がたっぷり。温かな蟹の甘みに、クリーミーでほのかな酸味のあるレムラードソースがよく合います。添えられた細切りキャベツのサラダで口の中が軽くなり、次の皿へ無理なく進めました。

メインは、楽しみにしていた「北海道産F1テンダーロイン」。端正な焼き目の内側は驚くほど柔らかく、バターを思わせる滑らかな口当たりです。北海道の広々とした環境で丁寧に育てられた肉に、マッシュポテト、深い緑色のほうれん草のクリーム煮、小ぶりのローストトマトが添えられています。ソースはペッパー、ベアルネーズ、チミチュリの3種類。まず肉だけを味わい、その後はソースを少しずつ合わせて変化をつけました。

デザートは「Japanese Whisky Sundae – Brown Sugar Jelly, Crumble」。透明なグラスの中で、クリーミーなベースに、ほろ苦いカラメルを思わせる黒糖ゼリーが重なります。ジャパニーズウイスキーのアイスクリームには木を思わせる香りとわずかな燻香があり、黄金色のクランブルが食感に変化をつけます。親しみのあるサンデーですが、甘さだけに寄らない大人向けの一品でした。

プールとスパを備えた「Nagomi」

「Nagomi スパ アンド フィットネス」は、1,300㎡を超える施設です。宿泊者はフィットネスセンターと、中国産の赤御影石を使った20mプールを無料で利用でき、ジェットバスと休憩スペースも併設されています。トリートメントエリアには施術室4室、専用シャワーとロッカー付きのデラックスルーム2室、ヴィシールームがあり、深い御影石の和風浴槽とシャワーを備えた「Nagomi スイート」は2名用です。男性用のドライサウナ、女性用のドライサウナとスチームサウナもあり、施術後もゆっくり過ごせます。トリートメントには、日本で初めて導入されたクリスチャン フロリアンの製品が使われています。

© Grand Hyatt Tokyo
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宿泊して感じたこと

実際に泊まって印象に残ったのは、立地のよさ以上に、過ごし方を無理に決めなくてよいことでした。外出の合間は客室やグランド クラブで休み、夜は「オーク ドア」へ。スパで身体を動かすこともでき、予定に余白を持たせられます。なかでも「オーク ドア」でのディナーは、今回の滞在のハイライトでした。街へ出やすく、ホテルに残る選択もできるので、六本木を拠点に東京を巡りたい人には頼りになる一軒でしょう。

気に入った点:

  • 東京各所へ出やすく、周囲にも見どころが多い六本木中心部の立地。
  • 宿泊者と常連客が自然に交わる、多彩なレストランとバー。なかでも「オーク ドア」での夕食が印象に残りました。
  • 街を歩いた一日の終わりに、落ち着いて身体を休められる客室。

気になった点:

  • Wi-Fiはややつながりにくく感じました。

基本情報

  • 「キング 1台, クラブアクセス」の宿泊料金は、2025年9月時点で€800。

Grand Hyatt Tokyo

6-10-3 Roppongi, Minato-ku, Tokyo, Japan Google マップで開く
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