インターコンチネンタルホテル大阪「ラウンジ 3-60」の抹茶アフタヌーンティー
大阪駅から歩けるインターコンチネンタルホテル大阪。館内の落ち着きは、20階の「ラウンジ 3-60(スリーシクスティ)」にも通じています。今回いただいたのは、抹茶の香りとほろ苦さを軸にした秋限定のアフタヌーンティー。甘味とセイヴォリーを交互に、大阪の街並みを眺めながら一品ずつ味わいました。
再訪して確かめたホテルの居心地
北区のにぎわいの中にありながら、客室はゆったりとして明るく、高層階から街を見渡せます。MEGURI SPA & WELLNESSや屋内プール、ミシュランガイドで1つ星を得た「フレンチレストラン ピエール」も館内にあり、滞在中の選択肢は豊富です。大阪駅や周辺の商業施設へ徒歩で行ける点も便利。私たちにとっては今回が2度目の宿泊でしたが、国際的なホテルらしい快適さと、日本らしい細やかな応対が無理なく溶け合う居心地のよさを、改めて感じました(宿泊記はこちら:インターコンチネンタルホテル大阪――西日本を巡る旅の拠点に)。
20階のラウンジ 3-60へ
「ラウンジ 3-60(スリーシクスティ)」は、大きな窓の向こうに大阪の街が広がる、ホテル20階のロビーラウンジです。オリジナルコーヒーやTWG Tea、カクテルを揃え、アフタヌーンティーは毎日用意されています。街を見下ろす席でゆっくり話せるので、友人と訪れる日にも、二人で静かに過ごしたい午後にもよく似合います。
秋限定の抹茶アフタヌーンティー
今回選んだ「抹茶アフタヌーンティー」は、抹茶の香りと穏やかな苦味を生かした季節限定のメニューです。抹茶を使うスイーツに、秋の素材を取り入れたセイヴォリーを組み合わせています。飲み物はTWG Teaのファインティーセレクションから選択。シャンパーニュのルイ・ロデレールを合わせるプランもあります。
料理は、スーツケースに見立てた木製のオリジナルボックスで運ばれてきます。蓋を開くと、現代的に盛り付けた品々と折り鶴が現れます。視線を引く仕掛けですが、装飾は控えめ。まず全体を眺め、それから一品ずつ取り出す。そのひと手間も、このアフタヌーンティーの楽しさでした。
セイヴォリーには、秋を感じる4品が並びます。「鴨のミルフィーユ」は、コンフィの濃い旨味に、さくりとしたパイ生地とほのかな甘味を重ねた仕立て。「紅葉鯛と柚子のタルタル」には柚子がきりりと利き、まろやかな「栗と厚切りベーコンのキッシュ」と鮮やかな対照を見せます。深い緑色の「海老と抹茶ロール」は、海老の風味のあとに抹茶の青い香りがかすかに残りました。
スイーツでは、合わせる素材によって抹茶の印象が変わります。「抹茶のタルトとオレンジコンフィチュール」は、柑橘の酸味が抹茶の苦味を引き締める一品。「抹茶ムースとアプリコット アニス風味」では、果実の甘酸っぱさの奥からアニスが控えめに香ります。「抹茶プリンと黒糖ジュレ」はなめらかで、黒糖のカラメルを思わせる香りがあとを引きました。「抹茶のプラリネトリュフ」にはカカオとバターの厚みがあります。最後は温かな「無花果のスコーン」を、クロテッドクリームと自家製ジャムでいただきました。
お茶はTWG Teaの「インターコンチネンタルホテル大阪オリジナルブレンドティー」と「ジャスミン クイーン」を選びました。前者はセイロンティーにストロベリーとアップルのフレーバーを重ねたブレンドで、果実の香りがやわらかく広がります。後者はジャスミンの花香がすっと立つ一杯。季節のドリンクには、バニラと抹茶を合わせた冷たい「バニチャラテ」と、なめらかな口当たりにスパイスをほのかに利かせた「パンプキンラテ」も用意されていました。甘味とセイヴォリーの合間に飲み物を替えつつ、窓外の景色を眺めました。
抹茶の濃さに頼らない組み立て
「ラウンジ 3-60」のアフタヌーンティーで好ましく感じたのは、抹茶の濃さで押し切らず、一品ごとに組み合わせを変えていた点です。セイヴォリーとの配分もよく、最後まで味が単調になりません。大阪駅周辺を歩いたあと、景色を眺めながら腰を落ち着けて話したい午後に、覚えておきたいラウンジです。