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加賀温泉郷

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ホテル (6)

泊まるなら

1. べにや無何有

1ミシュランキー· ルレ・エ・シャトー

「べにや無何有」は、現代建築の端正な空間に旅館のしつらえをなじませた、山代温泉の全16室の宿。手入れの行き届いた山庭に客室が面し、すべてに専用の温泉露天風呂を備える。主人が一服ずつ点てる薄茶席や、ミネラルを含む温泉水と薬草を用いたスパ「円庭施術院」のトリートメントにも、この宿らしさが表れている。夕食は、工芸家が手がけた九谷焼の器でいただく加賀懐石。予定を詰め込まず、山庭を眺めながら静かに過ごすのが似合う。

2. あらや滔々庵

1ミシュランキー

石川・山代温泉にある、全17室の「あらや滔々庵」。館内には趣の異なる三つの浴場があり、黒壁に包まれた湯処には源泉のミストが立ち込め、洞窟のような趣がある。かつて庭園の池があった場所に設けられた浴場では、苔むした岩の間から湧く温かな湯に身を委ねたい。客室には、源泉を引いた檜風呂や山庭に面したテラスを備えるタイプもある。竹簾を通した光が、水たまりのような輪郭をもつガラスのテーブルに落ちる。料理は季節の食材を軸にした懐石。冬のずわい蟹、秋の甘みの濃いガスエビなど、加賀の旬が膳に並ぶ。

3. 光風湯圃べにや

1ミシュランキー

1884年創業。火災で建物を失った後、建築家・小堀哲夫の設計により再建された全17室の旅館だ。自然の風が館内を抜けるように棟を配し、できるだけ冷房に頼らず過ごせるつくりとしている。あわら温泉の源泉は大浴場と各客室の浴槽へ引かれ、その熱は床暖房にも活用。夕食は旬の地物を取り入れた懐石で、冬には地元のズワイガニが主役となる。庭を望む館内には穏やかな空気が流れ、家族旅にも二人での滞在にもなじむ。

4. 山中温泉 花紫

木々に包まれた山中温泉の鶴仙渓を見下ろす、全25室の「山中温泉 花紫」。すべての客室から渓谷を望み、浴場には、古くからこの地に湧くミネラル豊富な温泉が注ぐ。食事は一品ずつ好みで選べる献立をはじめ、日本酒やワインとのペアリング、旬の食材を生かした懐石まで、思い思いの楽しみ方ができる。現代の茶室を思わせる茶房では、加賀棒茶を使ったカクテルも用意され、土地に息づく茶の文化を身近に感じられる。

5. オーベルジュeaufeu(オーフ)

2018年に閉校した山あいの小学校を改修した、全12室のオーベルジュeaufeu(オーフ)。教室一室を生かしたジュニアスイートには黒板を白く塗り替えた壁が残り、旧図書館を転用したスイートにはガラス張りの浴室が設けられている。旧職員室のレストランで腕を振るうのは、26歳で「RED U-35」のグランプリに輝いた糸井章太シェフ。北陸の食材を軸に、おまかせのコースを仕立てる。廊下には、小川貴一郎が近隣の滝などで土地のエネルギーに触れながら現地制作した作品が並ぶ。校舎の面影をたどりつつ、料理と現代美術にじっくり向き合える一軒だ。

6. 山中温泉 花紫

加賀温泉郷の歴史ある湯の町、山中温泉。その静かな一角に建つ山中温泉 花紫では、山中の湯を引く大浴場や露天風呂に加え、エステやもみほぐしも利用できます。客室は家族で泊まっても窮屈さを感じにくい広さがあり、二人旅向けの宿が多いこの地域では頼もしい選択肢。温泉情緒を大切にしながら、現代の旅に必要な快適さも備えた一軒です。

7. 越前あわら温泉 つるや

越前あわら温泉 つるやは、数寄屋建築の名棟梁、故・平田雅哉が設計・施工を手がけた木造旅館。銘木を随所に用いた客室は一室ごとに趣が異なり、障子越しのやわらかな光に茶室を思わせる落ち着きがある。敷地内の3本の源泉から引いた湯は循環させず、そのまま浴槽へ注がれ、滞在中はいつでも湯に浸かれる。夕食には、越前の旬の魚介を生かした京風懐石を用意。頃合いを見ながら、一品ずつ客室へ運ばれる。全22室。夫婦や家族で温泉を楽しみ、静かに過ごしたい旅に向く宿だ。

8. みやこわすれの宿 こおろぎ楼

歴史ある山中温泉に佇む、みやこわすれの宿 こおろぎ楼。客室数を抑えた小さな宿で、館内には加賀の山あいらしい静けさがある。天然温泉にゆっくり浸かり、日々の慌ただしさから少し距離を置く。そんな大人の二人旅や一人旅に似合う、プライベート感のある一軒だ。

楽しみ方

1. スパ円庭施術院

ルレ・エ・シャトー

白山信仰の聖地とされ、かつて僧侶たちが温泉の施浴と薬草の調合で人々を癒したと伝わる薬師山。その高台に建つべにや無何有の「スパ円庭施術院」では、土地に根づく伝統を現代の施術に取り入れている。中心となるのは、山代温泉の湯と薬草を使う独自の「薬師山トリートメント」。館内の温泉とあわせて、心身の緊張をゆっくりとほぐしていく。

よくある質問

加賀温泉郷にある4つの温泉地には、どのような違いがありますか?

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山代温泉は総湯と古総湯を中心に温泉街が広がり、九谷焼ゆかりの地としても知られています。山中温泉は大聖寺川の渓谷沿いにあり、山中漆器と鶴仙渓が見どころです。柴山潟の湖畔に位置する片山津温泉では、湖越しに霊峰白山を望めます。日本有数の古湯とされる粟津温泉は、ほかの3湯よりもこぢんまりとしており、落ち着いた風情があります。

加賀温泉郷を訪れるなら、どの季節がおすすめですか?

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冬の目当ては、11月から3月に旬を迎えるズワイガニと、冷えた空気のなかで入る露天風呂。秋には山中温泉の渓谷が鮮やかに色づきます。気候が穏やかな春は、松尾芭蕉ゆかりの地を歩くのに向いています。蒸し暑い夏も、川沿いの遊歩道では山あいを抜ける風が涼しく感じられます。

加賀温泉郷で九谷焼に触れるには?

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山代温泉には、職人による九谷焼の上絵付けを見学できる工房があり、自分で絵付けを体験できる場所もあります。その歴史は、17世紀に近隣の九谷村で焼かれた古九谷にさかのぼります。温泉地の旅館では、地元作家の器に懐石料理が盛られることも多く、食事の席で色彩や筆致を間近に見ることができます。